side 如月
カタカタと音がする。
実際は敷き詰められた絨毯でそんな音はしないのだが、狐の焦りと苛立ちがそんな音を立てているような気がした。
ソファに座り、膝に爪をたてるようにぎゅっと掴む。
うつむき加減の額にはうすらと脂汗をかいており、日頃のすました顔からは想像できない状態だ。
生きた心地がしないのだろう。
それはアキの行方がわからなくなった私も同じだった。
アキは私にはなくてはならない存在。いや、私を構成するすべてだ。それが他人の手によって奪われたら――――。
血が沸騰したのか、それとも凍ったのか。すべての感覚がなくなった。
”気が狂う”とは、実はこういうことなのかもしれない、と、そう思った。
関 耕一郎。キサマは絶対に許さない。
アキをこんな目にあわせたことは万死に値する。
しかし、”死”は瞬間の恐怖でしかない。
そんなに早く楽にはさせない。
アキに手を出したことを、一生後悔させてやる。
私は静かな炎を内で揺らしながら、目の前の男をじっと見ていた。
こんばんわ。ひかるです。
ちょこっと短め、すみませんっっ
この後(1~2時間後?)ですが、アキの誕生日に向けてとあるアンケートを取らせていただきたいと思っています♪
よろしければ、ご参加いただけるととてもうれしいです♪
毎年なにもできていないので、今年こそは・・・と思っております!!
アキの誕生日は、10月10日です!
ではでは~
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