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甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
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【支配人の憂鬱番外編】あなたの隣で #13



side 翔平




「なぁ、翔平。支配人はなんて言ってるんだよっ」

モニターをじっと見たまま固まる俺に、しびれを切らした晃が訊いてきた。

「――――いや、なにも」

そう答えながらも、モニターから目を離せない。

「なにもなわけあるかよっ。支配人の口、動いてるじゃんか。なぁ、翔平はどこが弱いんだよっ」

そんなこと知ってどうすんだよっ。

そう言う余裕もない。

俺の目は、モニターの中の水沢さんを見つめたままだ。

「ふぅん」

白鳥さんが俺の肩に手を回し、一緒にモニターを覗き込んだ。

「"私は彼の隣にいるだけで、喰らいたくてたまらなくなります"だって」

「えっ?!」

白鳥さんがいじめっ子の顔で笑いながら、俺にウィンクした。

「白鳥さん、わかるんですか?!」

「少しだけね」

そう言って俺の肩に手を回したまま、モニターに向かって前傾姿勢をとらせる。

「"自分が獣であると、自覚しました"。そうなの? ショウ。いきなり喰われちゃった?」

白鳥さんの言葉に、昨日の路地裏での――――まるで獣の交尾のような激しいセックスを思い出す。

愛を囁くわけでもない。

2人の未来を誓うわけでもない。

ただ、全身全霊で相手を乞う、喰らい、喰らいつくされるような、そんな行為に、俺も水沢さんも無我夢中だった。

まるでしがみついていなければ振り落とされてしまうようなそんな危機感。

きっと喰らっても、喰らいつくされても、まだたりない。

もっともっと、水沢さんが欲しい。


「俺……行きますね」

「俺も行こうかな……」

俺も、たぶん晃も、行き先は一緒だ。

愛する者の、腕の中。

世界一幸せなその場所へ――――。



「ほら。鍵を締めるから早く行きなよ」

そう言って白鳥さんが俺達の尻を撫でた。

「どこ触ってんすか!」

晃が笑いながら手で跳ねのける。

「いいなぁ。俺も聡のとこ、いきたいなぁ。流石に無理だから、あとでたっぷり"おしおき"してもらおう。いや、おしおきするのもいいかもな」

白鳥さんがブツブツと言いながらニヤリと笑う。

峰さん、なんだかわからないけどがんばってください。

「なぁ、翔平。ちょっとさ――――ノらねぇ?」

廊下を早足で歩く晃が、なにか思いついたみたいでニヤリと笑った。







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