BL-R18+

甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
2017年10月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2017年12月
TOP 君への願い ≫ 【アレキサンドライト番外編】君への願い #25

【アレキサンドライト番外編】君への願い #25



side アキ




「おまたせしました」

その声に振り返ると、ラフなパンツスタイルの菊乃さんが立っていた。

うわっ。ほそっ。

たしかに着物の襟元からのぞくうなじとか、手首とか。細いなって思ったことあったけど。

和装じゃない菊乃さんは、身体のラインがよくわかって。って、エロい意味じゃねーぞ? 華奢で、なんていうか、庇護欲を掻き立てられる、そんな人なんだなって思った。

でも俺は知ってる。菊乃さんは護られたいなんて思ってないことを。

むしろじぃちゃんを護りたいんだよな。じぃちゃんも菊乃さんを護りたい。

ああ、もう二人共素直になれよ!

「晃さん、こちらサイズはあいますか?」

そう言って目の前に箱を出した。

って、これって日本では入手困難な、某スポーツメーカーのシューズじゃん!

「サイズは――――ばっちりですけど……」

箱の横に書いてあるサイズを確認してそう答えたけど……これ、いくらするんだ?

「よかった。ALEXANDRITEのデータには靴のサイズはなくて。身長や袖丈からだいたいこれくらいかなって思ったんです」

「え? ALEXANDRITE?」

聞き間違いかと思って、思わずオウム返しに訊いてしまった。

「ええ。あそこのセキュリティは日本の省庁よりも強固でなかなか手間取りましたわ」

なんか今、しれっとすごいこと言わなかったか?

省庁って、いったいどこに潜ったんすかっ!

っていうか、ALEXANDRITEのセキュリティはあのヘンタイ科学者が作って管理しているはず。それを破った? それ、すげぇんじゃねぇのか?

「もともとそれは晃さんに差し上げようと思っていたのです。今ここを出るのに玄関にある靴を取りに行けないので……少し早いですが、お誕生日プレゼントとして受け取っていただけますか?」

「えっ?!」

こんな高価なものもらえないって言おうとしたのに、俺ってば正直すぎる。うれしくてニヤニヤが止まらない。

「ありがとうございます! 大切にします!」

思わず大きな声でお礼を言って、菊乃さんに「しーっ」ってされた。




菊乃さんの部屋から出てさっきとは違う隠し扉に入る。そこにはエレベーターがあって、菊乃さんに促されるまま乗り込んだ。

エレベーターはすごい勢いで下降していく。

さっきの座敷牢からの通路は忍者屋敷みたいだったけど、今度はさながら秘密基地のようだ。

山が割れて、戦闘機でもでてくるんじゃねぇの?とか思って、一人で笑った。







↓よろしければ1日1回クリックしていただけるとうれしいです。更新の励みになります♥
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ

web拍手 by FC2

エラーになる方は、こちらからお試しくださいませ↓
うちのダンナが1番!攻めキャラ投票

 君への願い | Comments(0) | Trackbacks(-)

Comment













非公開コメントにする