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甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
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【アレキサンドライト番外編】君への願い #40




side 関




如月の色を三好に引き渡し、私は意気揚々とホテルを後にした。

自分の手は汚さず、最善のリターンを得る。当然だ。私は人の上に立つのにふさわしい、選ばれた人間なのだから。

それなのに今の流れは、如月という若輩者に向かっている。山城という後ろ盾がなければ何もできない若造が。

実に忌々しい。

これでミヨシグループとの亀裂が深まり、双方共倒れなんてことになったら――――。

くくっ

ああ。愉快だ。

往来の場で高笑いしたい気持ちをぐっと抑え、切っていた携帯の電源を入れる。

するとすぐに着信が入った。出ると深山の出版社にいる、懇意にしている編集者からだった。

『ああ、関さん。やっと捕まった。今、どちらにいらっしゃるのですか? お約束の時間になってもおいでいただけないので、心配しましたよ』

まったく。最近の若者は口のきき方も知らない。ちょっと甘い汁を吸わせてやると、態度が横柄になる。

まあ、今の私は機嫌が良いので、許してやることにしますか。

たしかに約束の時間からはゆうに1時間以上は経っている。三好と約束した時間まで、間があったからだ。

「申し訳ありません。突発的な用事が入ってしまいまして。これからそちらに向かいますよ」

そう言うと、電話の向こうから慌てた声で来なくて良いと言われた。どういうことだ?

「ちょっと趣向を変えまして、インタビューから対談に変更させていただきます。場所も弊社ではなくホテルで。○○ホテルで行いますが、こちら、ご存知でしょうか?」

ギクリ、とした。

知っているも何も、今の出てきたホテルだ。

なに、ただの偶然だ。

「ちょうどその近くにいますよ」

エントランスの目の前にいるので、近くも近く。まだ敷地からも出ていないぐらいだ。

『それはなによりです。既に弊社の深山が対談相手と現地におりますので、フロントにお声をかけていただけますか? どうぞよろしくお願いいたします』

そう告げて、一方的に電話を切った。せわしのないやつめ。

私は踵を返し、今出てきた回転扉から再びホテルの中へ脚を踏み入れた。





こんばんは。ひかるです。

ツイッターでもつぶやいていたのですが、昨日のお話に出てきた如月と三好のわだかまりがとけた云々のお話は、「菜の花畑でつかまえて」
「菜の花畑でつかまえて2」
となります。よろしければどうぞです♥

そして、ここからはご連絡なのですが……。

明日、明後日、明々後日と、更新をお休みさせていただきます。申し訳ありません。

月曜の更新(=火曜日の0:05)に、またお会い出来るとうれしいです♥

ではでは




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