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甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
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【アレキサンドライト番外編】君への願い #42




side 深山



狐と狸Jrの化かし合いは、なごやかな雰囲気のまま数十分が経った。

まあなごやかなんていうのはあくまでも表面上だけのことで、関さんのハラワタは煮えくり返っていることだろう。

ハラの探り合いは、完全に敦彦のほうが勝ち。関さんも幾度となく修羅場をくぐった人なんだろうけど、第一線にいないというのは、劣化も早い。

場を自分に引き寄せる力が、今の関さんにはなかった。

それもすべて、敦彦を相手にしているから。そうでなければ、ここまで劣化は際立たないだろう。

そして関さん自身もそれを感じている。

自分と敦彦の、器の違いを。


若造と舐めてかかっていたんだろう?

山城氏の後ろ盾がなければ何もできないと。

違うな。

山城氏の後ろ盾がなくても、敦彦はこの位置まで上ってきたことだろう。

山城氏の後ろ盾は、それを加速しただけのことだ。

そう、関さん。

あんたは如月敦彦という人間を、見誤ったんだ。


関さんは嫌っているはずのコーヒーに口をつけ、その苦さにしかめっ面をする。

これでますます関さんのコーヒー嫌いに拍車がかかりそうだ。

そんなことを考えていると、敦彦がスマートフォンを取り出し何かを確認した。

メールだっただろうか。

短く何かを打ち込み、関さんに非礼を詫ながら内ポケットにしまった。

そして俺の顔を見てニヤリと笑う。

なんだ?

意味がわからないまま、二人の会話は進んでいく。

敦彦がチラリと腕時計を確認すると、ほぼ同時に関さんの携帯に着信があった。




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