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甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
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【アレキサンドライト番外編】君への願い #44




side 萩尾




「先輩、大丈夫ですか?」

モニターの前でぐったりしていると、大学時代の後輩で助手兼営業兼被験者の間宮が声をかけてきた。

「大丈夫じゃない……」

更に机に突っ伏すと、コトンとカップを置く音がする。

「はい。先輩専用特製ホットチョコレートです!」

疲れたときは甘い飲み物がいいと言ったら、間宮はこれを出すようになった。

普通の味覚の人が飲んだらあまりの甘さにレロレロと口の端からこぼしそうな、そんな一品。いや、逸品か。

「ミルク成分がたりない」

「すみません。生クリームの残りが少なくて」

「あるだろ、そこに。生のミルクが」

そう言って間宮の股間を凝視すると、その視線を追って間宮が真っ赤になって怒り出した。

「間宮の特製ミルク、濃い~の入れてくれたら元気出ると思うんだけど」

「何言ってんですか! 濃くないですよ! ゆうべ出しちゃいましたから――――って、何言わせんですか!」

「ふーん。ゆうべだしたんだ。俺に断りもなく」

言っておくが、俺と間宮はそういう関係ではない。

そもそも俺は見る専門だ。ドーテー? は? 何をいっている。

って、独り言が多いのは、システム屋の悪い癖だ。

「先輩……本当に欲しいんですか?」

俺が黙ってしまったのをへそを曲げたと勘違いした間宮が恐る恐る声をかけてくる。

顔を真っ赤にしてもじもじしながら、ベルトに手をかけどうしようかとためらっているようだ。

おもしろい。このまま黙っていよう。

仏頂面で、でも心の中ではニヤニヤと笑って間宮を見ていると、手元においていたスマホの呼出音が鳴り響いた。

無視だ、無視。間宮、はやく脱げ。


でもこの着信音は超お得意様兼出資者の如月さんからだ。でないわけにはいかないか。

さっきまで街中の監視カメラの映像をかき集めて顔認証システムで片っ端からチェックして、やっとのことで狐とかいうやつの足取りをつかんだ。

結構大変だったんだぞ。あー、例の計画のフェーズ2にはいるのかな。

あれはあれで楽しそうだけど。

事前に聞かされていた計画を思い出し、気分が高揚してきた。

ヘッドセットを装着し、電話に出る。


如月さんのそばに狐がいるんだろう。例の計画のことはおくびにも出さす、如月さんが狐の会社のサーバーを踏み台にしている輩を排除しろと言ってきた。

わかりましたと返事をして電話を切ると、手首のストレッチをする。

狐のサーバーをハックしてるのは岩下女史だ。岩下女史と真っ向勝負!

俺がALEXANDTITEのシステムのすべてを面倒見るようになったきっかけは岩下女史との対決だった。

面白半分で"影のフィクサー"とやらの情報をゲットしてやろうと、とあるネットワークに潜り込んだ。

最初は順調だった。

いくつもの扉を開け、度重なる妨害もするりとかわし。有頂天になりながら最深部に到達したと思った瞬間。逆に乗っ取られた。

その相手が、岩下女史だった。

度重なる妨害は俺をノせて誘い込む罠で、気づいたときには俺は丸裸。俺の完全なる敗北。でもその時の手腕を買われて、スカウトされた。

ALEXANDRITEのセキュリティや、椿山城の地下にあるスーパーコンピュータを使った解析を行うシステム。ほかにも数多くのシステムをてがけた。

それらはとても刺激的で、俺の知的好奇心を満足させる仕事だった。



でも。

たった一度の敗北。

それがずっと俺の中で消化不良で残っていた。

岩下女史との直接対決。

今回は岩下女史が攻める側で、俺が護る方ではあるけれど。

知らず知らずのうちに口角が上がり、乾いた唇を舐めた後。深呼吸をしてキーボードに手を置いた。





こんばんは。ひかるです~

先日Twitterではつぶやいたのですが、また。また、『萩尾』を『萩原』と書いてしまいました。

どうしてもこの人物の名前がおぼえられない……

自分のキャラの名前を間違えるとか、本当に情けないです。

申し訳ありませんでした。

でも、たぶんまたやると思いますので、そのときはにんまりとわらってくださいませ♥






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