BL-R18+

甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
2017年10月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2017年12月
TOP アキのムフフなハッピーバースデー ≫ アキのムフフなハッピーバースデー 中編

アキのムフフなハッピーバースデー 中編


こんばんは。ひかるです。
前後編…と書きましたが、後編が長くなってしまったので、2回に分けてさせていただきました。

まさかの中編、すみません。









side アキ




約束の時間になって、待ち合わせの場所で敦彦と落ち合った。本人は迎えに来るって言ってたんだけど、明日午前中休むためにキツッキツで今日にスケジュールを詰め込んだと秘書の黒木さんから聞いていたから、少しでも敦彦に時間の余裕ができればと思って。

日中暑かったけど日が沈んだこの時間帯はちょっと肌寒いくらいで、スーツのジャケットがちょうどいいくらいだった。

「髪型のせいか? 少し大人びて見えるな」

敦彦がくすっと笑って言った。それって普段はガキだって言っているように聞こえるけど、そこはとりあえず無視した。

敦彦と並んで歩くと、そのタッパもあってか敦彦はすげー目立つ。すれ違う人が、みんな敦彦を見てる。

「なんだ? チラチラと見て」

「チラチラとなんか見てねぇ!」

「そうか? てっきり私に欲情しているのかとおもったぞ」

そう言ってニヤリと笑った。

「バーカ。自惚れてるんじゃねぇ」

パシッと敦彦の腕をグーパンで叩いて、笑いながら歩いた。

少し歩いた先にある公園のそばのホテルに入り、高層階にあるレストランの個室に通された。

個室なのは、マナーとかに疎い俺がリラックスして食べれるようにとの配慮からだ。何年か前に緊張するって話をしたら翌年レストランを貸し切りやがったから、それだったらせめて個室にしてくれって頼んだのを覚えていたんだ。

だってさ。貸し切りのレストランって違う意味でキンチョーするぞ?

レストランで食事をして、バーで大人のお酒をのんで、ちょっとよっぱらってる俺の肩を敦彦が抱きながらエレベーターに乗る。

ふわふわとしていい気持ちで、エレベーターに誰もいないから敦彦にカラダを預けた。

敦彦がクスッと笑い、俺の顎をクイッと上げる。

目の前いっぱいに敦彦が広がって、唇に柔らかいものがあたって。

ぬるりと舌を差し込まれ、その動きに夢中になって応えた。

敦彦がさっきバーで飲んだ、ちょっと強めの酒の香りが鼻孔に広がる。

酔っちまう。

酒に?

ううん、敦彦に。

敦彦の熱いキスで膝が砕けそうになって、肩を抱く手に力が入った。

そのままエレベーターを降り、部屋へと向かう。

まるで俺が酔っ払って、介抱されているみたいだ。


どうしよう。このまま部屋に行ったら――――。

ドクンッと心臓が大きく拍動する。

趣のあるアンティークな鍵を鍵穴に差し込み、ガチャリと音を立てた。

それがやけにカラダに響いて。

なんか、すげー恥ずかしい。

だから俺はさらに酔ったふりをして敦彦から顔が見えないようにうつむいた。


部屋に入ると、俺をソファに座らせミニバーからミネラルウォーターを取ってきてくれる。

なんか、面倒みてもらってるみたいでちょっと嬉しい。

「本当に誕生日プレゼントはいらないのか? 今日ぐらいねだればいいものを」

俺の横に腰をおろして敦彦が俺の水を奪いながら言ってきた。

「え? だからいってるだろ。俺は敦彦がいれば他に何もいらないんだって」

って、口に出してからものすごく恥ずかしいこと言ったって気がついて、顔面から火が噴きそうだった。そしたら敦彦はまるこげか。それもおもしろそうだ。

「まったく。そう言うだろうと思って、イイモノを持ってきた」

そう言うと、スーツの内ポケットから赤い革の首輪を取り出した。

おい、それ一体どこに入ってたんだよ。

細身の滑らかな丸みを帯びた革の首輪。犬用?

それを手慣れた手つきで俺の首に装着する。

「欲しいものを素直にねだれるようになる首輪だ。なんでも心の中で望んだ通りに体が動くらしい」

「は?」

「これでお前の心は丸裸だな」

!!!丸裸!!!

その言葉に今日の妄想を思い出して思わず敦彦を見た。

「どうした?」

敦彦が不思議な顔をして俺を見ている。

その敦彦の視線に――――

俺は体を反転させ敦彦をまたぐようにソファの上に膝立ちになると、するりと肩からジャケットを落とし。

驚く敦彦の頬に手を添えて、その唇に自身の唇を重ねた。





↓よろしければ1日1回クリックしていただけるとうれしいです。更新の励みになります♥
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ

web拍手 by FC2

エラーになる方は、こちらからお試しくださいませ↓
うちのダンナが1番!攻めキャラ投票

Comment













非公開コメントにする