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甘いも、せつないも、すべての想いはあなたと共に・・・
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【いろは匂へと3】わかよたれそ #55



「…………」

「この度は、"香の世界"の開催、おめでとうございます」

「ありがとうございます。お忙しいところ無理を言って申し訳ありません」

「いえ。こちらこそお声がけいただいて大変嬉しく思っております」

目の前で繰り広げられる奥村と兄さんの会話。

俺は兄さんの横でそれを黙って見ている。

「本日の案内は秋成が務めますので、わからないことや不自由なことがありましたらどうぞ秋成に遠慮なくお申し付けください」

ちょっと兄さん、聞いてないよ。

公私混同はしないけれど、するつもりはないけれど、でもまったく意識しないなんて無理だ。

「秋成、頼んだぞ」

兄さんは俺を信頼してくれているのかもしれないけれど、俺はそこまで人間ができてない。

兄さんは背中を向け2〜3歩歩くと急に立ち止まり、くるりと振り返った。

そしておそらく俺と奥村を一緒に視界に入れて上から下までまじまじと見た後、ニヤリと笑う。

前言撤回! 兄さんは面白がっている!!


「では、ご案内いたします。こちらへどうぞ」

奥村を奥の座敷、今回のメインとなる部屋に案内する。背中に、奥村の視線を感じる。

意識すれば意識するほど、背中がひりつく。熱くて、くすぐったくって、もどかしい。

「耳が赤いぞ」

後ろから不意に声がかかり、俺は慌てて両耳を抑えた。

そしてその勢いで後ろを振り返る。

奥村がニヤニヤと俺を見下ろしていた。

「そんな欲情した顔を他の奴に見せるなよ」

欲情した顔などと言われて、顔がかぁっと熱くなる。

そんな俺を見て、さらに楽しげに笑う奥村だった。




こんばんは。ひかるです。
2日もお休みしてしまってすみません〜っっ



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